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スキューバの呼吸に慣れておく

エアーの消費は、水深が深くなればなるほど圧力がかかるので、エアーの消費量は水深に比例している。海面での1ℓは水深10mでは0.5ℓとなる。つまり深く潜れば潜るほど、タンクのエアー残量はそれだけ早くなくなるということである。スキューバの呼吸は、基本は吐いて吸ってというのがルールである。

泡

最初は吐いてから吸う方が楽に息が吸える。肺のガス交換をつかさどる呼吸中枢は、体内の二酸化炭素の量でコントロールされているとも言われている。初心者が呼吸の調子を崩すのが水深10m以内の潜降中がほとんどで、スキューバの準備が出来ないまま潜降を始めたことが主な原因である。いったん呼吸を乱すとただちに浮上しなければならない。ボートダイビングでのエントリー後は、呼吸を整えて、十分に落ち着いてから潜ることである。ボートダイビングとは、ボートで目標とする潜降場所まで船を使うダイビングのこと。

スキューバの呼吸に慣れるとエアー消費量が少なくなる

初心者のエアー消費量は、平均の2倍と言われている。普段、日常の生活で呼吸を意識したことがなくても、水中では、やはり呼吸を意識してしまう。初心者のエアー消費量は、慣れた人の2倍かかる。ダイビングに慣れていないため、不安と緊張のストレスから呼吸回数が多くなるのが主な原因である。タンクの限られたエアーを有効に使うために、呼吸法を身につけておきたい。